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宇都宮市の「萌えキャラ」アカウントめぐり対立、市「公認ではない」運営側「協力関係にあったと認識」
2023年08月25日 14時09分
#炎上 #萌えキャラ #X

宇都宮市は8月24日、X(旧ツイッター)で運用されている「蒼空はるか 宇都宮市産業PRキャラクター」を名乗るアカウント( @aozoraharuka920 )について、「宇都宮市の公式アカウントではなく、コンテンツにも協力の事実はない」とする公式見解を発表した。

「蒼空はるか」は女子高生のキャラクターで、漫画なども発売されている。Xでは、宇都宮市産業PRキャラクターとして、イラストなどを投稿している。

これらのイラストには、「協力 宇都宮市総合政策部広報広聴課」「当該コンテンツは宇都宮市の許諾を得た上で民間有志によって非営利運営されています」などと記載されていた。

問題の発覚につながったのは、宇都宮市などで8月26日に運行をスタートする路面電車「ライトレール」についての投稿だった。

「蒼空はるか」のアカウントから8月21日に投稿されたもので、「宇都宮LRT(ライトレール)ついに開業です!LRTで生まれ変わった宇都宮市に遊びに来てくださいね!私たちもお待ちしてます!」という文言とともに、セーラー服姿のキャラクターのイラストが投稿されていた。

宇都宮市広報広聴課の担当者は、弁護士ドットコムニュースの取材に「この投稿について、市民の方から『宇都宮市が協力しているのは本当か』という問い合わせがありました」と話す。

宇都宮市側はこれまで「蒼空はるか」の存在を把握していなかったという。イラストなどに虚偽の記載があったことから、宇都宮市は「SNSにおける宇都宮市に関する情報発信について」という文書を公式ホームページに掲載し、次のように発信した。

「現在、SNSで運用されている『蒼空はるか 宇都宮市産業PRキャラクター( @aozoraharuka920) 』のアカウントにつきましては、宇都宮市の公式アカウントではございません。また、当該アカウントに掲載されているキャラクター、イラスト、コンテンツ等全ての情報発信に関しましても本市の協力の事実はございません。

アカウント運用者におかれましては、イラストを用いて本市のPRにご尽力頂いていることと存じますが、当該アカウントからの発信は本市の公式な意思・見解ではないことをご理解いただきますようお願いいたします」

市広報広聴課の担当者によると、現在、「蒼空はるか」のアカウント運営者に対して、次の4点を申し入れているという。

・宇都宮市公認でないことを表記していただきたい。
・宇都宮市公認と誤解を生じさせる記事を取り下げていただきたい。
・キャプションの削除、あるいは画像の取り下げをしていただきたい。
・宇都宮市公認と誤解を生じさせる表記である「宇都宮市産業PRキャラクター」の記載を変更していただきたい。

一方、「蒼空はるか」を手がけるデザイン事務所「アトリエ空のカケラ」代表というアカウントは、「わたしくとしましては、間違いなく、宇都宮市に協力して頂いたとの確信・事実がございます」と反論している。

その後、このアカウントは8月25日夕、「宇都宮市とは話し合いで和解しました。お騒がせして申し訳ありません。当事案についてはこれで終了としますが、詳しい和解経緯とキャラクターの今後につきましては長文になりますので、来週くらいに、ブログにアップします」とツイートしている。

弁護士ドットコムニュース編集部では現在、「蒼空はるか」のアカウント運営者に対して取材を申し入れている。回答が届き次第、追記する。

宇都宮市は8月24日、X(旧ツイッター)で運用されている「蒼空はるか 宇都宮市産業PRキャラクター」を名乗るアカウント( @aozoraharuka920 )について、「宇都宮市の公式アカウントではなく、コンテンツにも協力の事実はない」とする公式見解を発表した。

「蒼空はるか」は女子高生のキャラクターで、漫画なども発売されている。Xでは、宇都宮市産業PRキャラクターとして、イラストなどを投稿している。

これらのイラストには、「協力 宇都宮市総合政策部広報広聴課」「当該コンテンツは宇都宮市の許諾を得た上で民間有志によって非営利運営されています」などと記載されていた。

●市民からの問い合わせで発覚

問題の発覚につながったのは、宇都宮市などで8月26日に運行をスタートする路面電車「ライトレール」についての投稿だった。

「蒼空はるか」のアカウントから8月21日に投稿されたもので、「宇都宮LRT(ライトレール)ついに開業です!LRTで生まれ変わった宇都宮市に遊びに来てくださいね!私たちもお待ちしてます!」という文言とともに、セーラー服姿のキャラクターのイラストが投稿されていた。

宇都宮市広報広聴課の担当者は、弁護士ドットコムニュースの取材に「この投稿について、市民の方から『宇都宮市が協力しているのは本当か』という問い合わせがありました」と話す。

宇都宮市側はこれまで「蒼空はるか」の存在を把握していなかったという。イラストなどに虚偽の記載があったことから、宇都宮市は「SNSにおける宇都宮市に関する情報発信について」という文書を公式ホームページに掲載し、次のように発信した。

「現在、SNSで運用されている『蒼空はるか 宇都宮市産業PRキャラクター( @aozoraharuka920) 』のアカウントにつきましては、宇都宮市の公式アカウントではございません。また、当該アカウントに掲載されているキャラクター、イラスト、コンテンツ等全ての情報発信に関しましても本市の協力の事実はございません。

アカウント運用者におかれましては、イラストを用いて本市のPRにご尽力頂いていることと存じますが、当該アカウントからの発信は本市の公式な意思・見解ではないことをご理解いただきますようお願いいたします」

●「宇都宮市産業PRキャラクター」の変更を依頼

市広報広聴課の担当者によると、現在、「蒼空はるか」のアカウント運営者に対して、次の4点を申し入れているという。

・宇都宮市公認でないことを表記していただきたい。
・宇都宮市公認と誤解を生じさせる記事を取り下げていただきたい。
・キャプションの削除、あるいは画像の取り下げをしていただきたい。
・宇都宮市公認と誤解を生じさせる表記である「宇都宮市産業PRキャラクター」の記載を変更していただきたい。

一方、「蒼空はるか」を手がけるデザイン事務所「アトリエ空のカケラ」代表というアカウントは、「わたしくとしましては、間違いなく、宇都宮市に協力して頂いたとの確信・事実がございます」と反論している。

その後、このアカウントは8月25日夕、「宇都宮市とは話し合いで和解しました。お騒がせして申し訳ありません。当事案についてはこれで終了としますが、詳しい和解経緯とキャラクターの今後につきましては長文になりますので、来週くらいに、ブログにアップします」とツイートしている。

弁護士ドットコムニュース編集部では現在、「蒼空はるか」のアカウント運営者に対して取材を申し入れている。回答が届き次第、追記する。

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