この事例の依頼主
70代 男性
相談前の状況
法定相続人がご依頼者様と妹さんの2名で、妹さんは、被相続人と長年同居していました。その妹さんから、遺産総額が約2000万円あるけど、ご依頼者様は被相続人と別居しており、被相続人の面倒を見てきたのは私だからという理由で、遺産総額の1割約200万円を渡すと言われました。1割というのは、あまりに少ないのではないかと不信に思い、当事務所にご相談に来られました。
解決への流れ
当方が、ご依頼者様の代理人に就任し、妹さんと交渉したところ、就任後約4か月で、遺産総額の4割である800万円を獲得しました。
被相続人と生前同居していた相続人は、被相続人の面倒をみてきたからという思いが強く、法定相続分をはるかに超える相続分を主張される方が時々いらっしゃいます。しかし、本件では、代理人が、法定相続分や寄与分の説明をしっかり行い、また、ご依頼者様も妹さんの労をねぎらい、法定相続分より少ない額でよいと言って下さったことによって、早期かつ円満に解決することができました。