犯罪・刑事事件の解決事例
#離婚請求

2年程行方不明で、音信不通状態の夫に対し、離婚裁判により離婚を実現した事例

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川村 和久 弁護士が解決
所属事務所川村・藤岡綜合法律事務所
所在地大阪府 大阪市西区

この事例の依頼主

30代 女性

相談前の状況

相談者は夫と職場で知り合い、入籍後も同じ職場で働いていましたが、あるときふとしたことで夫婦喧嘩となり、夫が突然自宅から出て行ってしまって、そのまま帰ってきませんでした。相談者は、夫の居所を方々探し歩きましたが、全く行方知れずで途方に暮れていました。あるとき、夫の知人から、夫が相談者と離婚したと周りに言っているとの噂を聞いたものの、夫自身からは全く音信が無い状態でした。相談者は途方に暮れ、どうしたらよいものかと相談がありました。

解決への流れ

夫が行方不明であっても、裁判を起こして離婚をすることができると助言すると、ぜひ裁判を起こして欲しいということでした。そこで、離婚裁判を提起し、裁判所には、夫が行方不明であることの調査報告書などを作成提出し、公示送達の手続で裁判を進めてもらうよう上申し、依頼者本人の尋問も行ってもらい、無事離婚の判決を得ることができました。

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川村 和久 弁護士からのコメント

相談者は、最初相談に来られたとき、なぜ夫がこんなことになってしまったのかさっぱり分からないし、しばらくは落ち込み、また、こんなことになって恥ずかしい様な気持ちもあり、誰にも相談も話もできず、悶々とした生活を送っていたとのことでした。「失踪宣告」というような言葉も聞いたので、弁護士会の法律相談で相談してみようと思い立ち、弁護士会に相談に来られたとのことでした。私から、夫が行方不明でも裁判を起こして離婚ができることをお伝えすると、少し表情も明るくなられて、是非その方法でお願いしたいとのことでした。苦悩を抱えておられた依頼者様が、過去を断ち切り、前向きに第2の人生に踏みきることができ、また、当事務所としてもそのお手伝いができて、心から喜ばしく感じた事案でした。